弁護士 豊崎寿昌

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携帯電話とイタズラ

2001年09月24日

携帯電話とイタズラ

数日前から、嫁さんの携帯電話に「スカウトマンです」などと名乗る謎の電話がかかってくるようになりました。

1日に何度もかかってくるため、私がその番号に架けて「夫ですが妻に何の用ですか?」とやったら、現在はおさまっているようですが。

それにしても携帯電話のイタズラ電話は、相手の身元が特定できないため、困ります。電話会社というのは「通信の秘密」(及び法律)を根拠にして、弁護士からの問い合わせ程度では教えないですからね。

そのくせ警察が照会すると簡単に教えるので、逆に言うと警察沙汰になるまではなかなか突き止められません。ですから、弁護士としてイタズラ電話の相談を受けても、ストーカー防止法の適用があり得るとき以外は「電話番号を変えるしかないですね」くらいしかアドバイスできません。

イタズラ電話をしてくるような人の通信の秘密を守る必要があるのか?そもそも架けられた相手方に対しては「プライバシー」を一定程度(少なくとも)放棄して架けていると考えるべきではないのか?

まあ、この辺は法律上根拠がないと、電話会社も恐くて対応できないかも知れませんので、立法で何とかして欲しいですね。

日時 :
2001年09月24日 17:07
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弁護士 豊崎 寿昌

(とよさき としあき)

弁護士 豊崎寿昌

  • 東京弁護士会所属
  • 由岐・豊崎・榎本法律事務所(東京・八丁堀1丁目)パートナー

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