弁護士 豊崎寿昌

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この1年

2006年12月31日

この1年

もはや散々な状態のこのblogですが。

今年は最後までいろいろ忙しく、年末にかけてやろうとしていたこともほとんどできずに終わってしまいました。来年が思いやられます(^^;息子(2歳)もどんどん手に負えない悪戯小僧になりつつあります(昨年も同じようなことが書いてありますが、昨年の3倍くらい手に負えません………)。私のblog更新がぱったり途絶えているのを尻目に、最近では嫁さんの子育てblogの方がコンスタントに更新されてます。母親は強し、という感じです。

健康面で言うと、10月ころに付き合いで「ど」下手なゴルフに行った際に、かかとを痛め、治らないので医者に行くと、足底筋膜炎に罹っていることが判明。2ヶ月経っても痛みが引かないので、ついに年末に母校の先輩の医者に注射を打ってもらいましたが、効いてくれるかどうか。

肝心な業務面ですが、多忙になったため、10月に初めて私自身のイソ弁君を採用しましたが、まだ3ヶ月で、私自身もどうやって自分の仕事を分担させるかのルールを決めかねている状態ですので、イソ弁効果が出るにはまだ半年くらいはかかりそうです。

世の中を見ると、「格差社会」が急速にキーワードになり、それとともに、年末にかけて急遽「いじめ」問題がクローズアップされたような感じです。上野の扶助協会の相談担当をやっている身には、もうずいぶん前から格差社会の現実は肌身にしみていますが、何と言っても、貧困が子供の養育や教育環境に直結して、貧困の連鎖(あるいは格差の再生産)を生ずる問題をなんとかできないかと思います。安部首相も、再チャレンジを言うのなら、同一人の再チャレンジよりも、世代間の再チャレンジを助けるように、小中学校児童への補助を考えるとかしたらどうですかね。

「いじめ」に関しては、私は率直に言って「騒ぎすぎ」の感想を持っています。集団生活で、「いじめ」を根絶することは、非常に困難です。れっきとした大人の社会の企業内ですらいじめがあるのですから、子供の世界でだけ、いじめを根絶できるなどと言うのは幻想です。また、出席停止とかのペナルティでいじめを抑止しようとするのはナンセンスです。いじめはたいていの場合、きっかけを作る者とそれに付和雷同する(黙認を含む)多数の者の存在があって成立します。出席停止を厳格に適用したら、クラス中を出席停止にしなければなりませんし、少数の犯人捜しをしだしたら、その瞬間に公権力による逆方向の「いじめ」がスタートするだけでしょう。そんなに即効性のある処方箋はありません。本気でやるとしたら、小中学校を全て15人学級くらいにする覚悟が必要だと思います。

経済的には景気拡大が続いているようですが、世の中が殺伐としている雰囲気はあまり改善されません。そこらあたりにも、経済的恩恵が全般に行き渡っていない副作用が出ているようです。

日時 :
2006年12月31日 23:45
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弁護士 豊崎 寿昌

(とよさき としあき)

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  • 東京弁護士会所属
  • 由岐・豊崎・榎本法律事務所(東京・八丁堀1丁目)パートナー

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