弁護士 豊崎寿昌

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ライブドア………

2006年01月24日

ライブドア………

一億総ライブドア評論家状態で、もはや私ごときが口を出す状態ではないのですが。

  1. 堀江氏について(その1) 私は堀江氏のキャラや思考方法には相容れないものを感じますが、堀江氏のような偽悪的なまでに既製の秩序に対して徹底的に挑発的な存在も、まあ必要なのだろうと評価しておりました(選挙に出たあたりからは体制にすり寄るキャラになってしまい残念でしたが)。

    ま、飛ばしすぎて、いつか高転びに転ぶのではないかという危惧感もあるにはありましたが、予想以上に早く躓いてしまったようです。

    しかし、マスコミも掌を返したようにあそこまでこき下ろしますかね。言いたくはないですが、M&Aに匿名組合を悪用する手口なんぞは、ライブドアならずとも多かれ少なかれ、その筋の会社は手を染めているようですが。要は堀江氏の言うとおり、規制が尻抜けになっているわけです。

    粉飾決算にしても、実質20年以上も粉飾を続けたカネボウに比べれば、大したことないと言ったら言い過ぎでしょうか。仮に事実として、刑事事件として立件すべきでない、とまでは言いませんが、どうも跳ね返り企業の懲らしめ、というニュアンスが漂っているような気がしてなりません。


  2. 堀江氏について(その2)
    現在、調書へのサインも拒否しているようですが、否認するなら被疑者の戦法としては一つの正しい方法です。

    ただ、フジテレビ事件の際も、当初は威勢がよかったが、時間とともに尻すぼみになってしまった堀江氏の性格を見ると、20日間これを続けられるかどうか。続ければたいした根性と尊敬しますが。

  3. フジテレビについて
    フジテレビが所有のライブドア株を平成19年9月までは処分しないとの約定が失効したとの宣言ですが、この文書を見る限り、その根拠がさっぱり不明です。契約自体に、代表者が交代の場合は失効とあるのか、単なる事情変更の主張か、はたまた詐欺取り消しか、いったいどのような主張なのでしょうか?


日時 :
2006年01月24日 23:07
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(とよさき としあき)

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  • 東京弁護士会所属
  • 由岐・豊崎・榎本法律事務所(東京・八丁堀1丁目)パートナー

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