弁護士 豊崎寿昌

2298899

改正?改悪?貸金業法

2006年09月04日

改正?改悪?貸金業法

灰色金利、過払いは「任意」を明記 貸金業法改正案

貸金業の規制強化に向けて、金融庁が自民党金融調査会に提出した貸金業規制法などの改正案の全容が明らかになった。利息制限法の上限金利を超えるグレーゾーン(灰色)金利については、撤廃までの3年間、超過分の支払いは義務ではないことを契約書に明記させる。借り手にとっては任意の支払いとみなされ、あとで返還請求が難しくなる懸念がある。このほか少額・短期の融資に特例で高金利を認めるなど、業者側への配慮が目立つ。

報道の段階ですから、ガセネタかも知れませんが、本当だとすると、検討のスタートラインとゴール地点のベクトルが160度くらい変わっちゃった気がしますね。契約書に義務でないことを明記させればよいという発想は、いかにもお役人的。トイチでもトジュウでも借りてしまう多重債務者にとっては、契約書に「任意」と書いてあったって、そもそも読むかどうか疑問ですし、読んだとしても、それをタテに超過金利の支払いを拒むほどの度胸も立場もないでしょう。

上限金利以外の施策をいろいろ考えていただくのは結構だと思いますが、それもこれも、まず利息制限法違反の部分を、上限金利を引き下げてすっきり解消してからの問題ではないですかねえ。

日時 :
2006年09月04日 23:28
コメント :
[ 0 ]
トラックバック :
[ 2 ]
メニュー :
業務日誌 > 報道された事件に対する意見

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
/blog/mt-tb.cgi/88

このリストは、次のエントリーを参照しています: 改正?改悪?貸金業法:

» 過払い金利返還訴訟、京都の女性が弁護士に頼らずに12戦全勝へ from 過払い金を取り戻せ!!
消費者金融に、利息制限法の上限金利を超える「過払い金」を払い続けていたとして、弁護士を頼らずに本人が不当利得の返還などを求めた訴訟の上告審判決が24日あった。過... [続きを読む]

トラックバック時刻: 2006年12月03日 18:25

» 貸金業規制関連法改正案、埼玉で地方公聴会 from 消費者金融調査室
貸金業規制関連法の改正案について参議院財政金融委員会が地方公聴会を開いた。地方公聴会は重要案件を審議する際、広く意見を求め、参考にするため行われる。同法案に関す... [続きを読む]

トラックバック時刻: 2006年12月10日 14:07

コメントしてください

コメント入力情報を保存しますか?

弁護士 豊崎 寿昌

(とよさき としあき)

弁護士 豊崎寿昌

  • 東京弁護士会所属
  • 由岐・豊崎・榎本法律事務所(東京・八丁堀1丁目)パートナー

Copyright © 2001-2005 由岐・豊崎・榎本法律事務所 弁護士 豊崎寿昌 All Rights Reserved. Powered by Movable Type